菊池侊藍 公式ブログ 龍を極める 龍の作品を中心に木彫刻、仏像彫刻、仏画の勉強をしております

倶利迦羅龍王 粗彫り2

倶利迦羅龍王 粗彫り2

 

 

 

夜なべの作品。

 

倶梨伽羅龍王

 

前回、粗粗と形を出しました。

 

 

そして…

 

分かりにくいですが、

 

龍と利剣の間がかなり空きました。

また、上から細部を彫り込み、
鱗をいれ、

上から仕上げに入ります。

ではでは。

「六六変じて九九鱗となす」

「六六変じて九九鱗となす」

 

 

龍の鱗。

 

鱗も
最初から1枚1枚仕上げていくのではなく、まずは体の動きに合わせて
粗粗とおこしていき(粗彫り)、

そのあとに1枚1枚丁寧に
仕上げていきます。

 

 

アールの合う丸刀を使って彫り起こしていきます。

 

 

龍の鱗は中国故事において
(9×9)81枚あるとされます。

 

「九」は
中国の易では陽数(奇数)の極数であり「最高の徳」を表し、

 

また「九」の字源は
竜が体を折り曲げた形、
という説もあるそうです。

 

(→それますが…9月9日が「重陽の節句」と

言われるのも「陽数」が「重なる」からという理由です)

 

…ちなみにこちらの龍の鱗は千枚以上あります…

 

 

「六六変じて九九鱗となす」

 

というのは
鯉が龍に成長することをいいます。

 

鱗の数が(6×6)36枚(おおよそ)の鯉は
別名を「六六鱗」ともいうそう。

端午の節句にこいのぼりを飾るように

鯉は立身出世の象徴なのですね。

 

 

 

 

昔の方は色鮮やかで

人ほど寿命の長い鯉に神性を感じていたのでしょうか…

確かに池をゆったりと優雅に泳ぐ姿は

ほかの魚にはなく神秘的かもしれないですねー ^ ^

 

 

 

 

ではでは。