2022/12/17大阪府藤井寺市 野中地車新調  舞台天井龍画

大阪府藤井寺市 野中地車新調  舞台天井龍画
 
【明星】
 
明星とは金星、明るく輝く星のことをいいます。
天翔ける龍が人々の希望の一端を担うこと、
野中の地を護り続けることを願うものです。
ご新調に際し関わらせて頂きまして
野中地区の皆様に心より御礼を申し上げます。
 

2022/12/11【波濤】龍彫刻パネル

【波濤】龍彫刻パネル
材質 カヤ

波の彫り方を以前よりも少しずつ変えています。

2022/11/24関勇二郎さん監督映画上映のお知らせ

映像作家の関勇二郎さんが監督された映画「カービング・ザ・ディバイン 仏師」が東京ドキュメンタリー映画祭にて上映されます。
映画の内容は仏師をテーマにしたドキュメンタリーで自分の師匠の関 侊雲先生、日頃ご指導いただいている紺野侊慶先生が出演されています。
関勇二郎さんはこちらの映画でミラノ国際映画祭の外国語ドキュメンタリー映画部門最優秀監督賞を受賞されました。
 
お近くの方は是非この機会にご覧ください。
東京ドキュメンタリー映画祭2022
2022年12月10日~23日
会場 新宿ケイズシネマ
Carving the Divine 上映日時
12/15(木) 
12/18(日) 

2022/11/18関侊雲仏所所員青木斉仏画展示のお知らせ

 群馬県高崎市の大聖護国寺様にて関侊雲仏所所員青木斉の仏画の展示を行っています。
 大聖護国寺様では今日から秋の特別拝観 紅葉祭りを開催しています。
大聖護国寺秋の特別拝観紅葉祭り
11月18日〜27日
【昼の部】9:30-16:00
【夜の部】17:00-20:30
拝観料500円高校生以下無料
 境内やお庭、本堂に生花を施しており、お庭の紅葉とあわせて楽しむことができます。また夜にはライトアップもされます。
 その中の一室にて青木斉の作品展示を行なっております。
最終日27日には紙芝居も行う予定です。
よろしければ足をお運び下さい。

2022/10/29北日本新聞様での記事掲載のお知らせ

令和4年10月29日(土)発行の北日本新聞様に取材記事を掲載して頂きました。

北日本新聞様に深く御礼を申し上げます。

記事↓

https://webun.jp/item/7893014

2022/10/17

阿(雄龍)

吽(雌龍)
山車前方に阿形,後方に吽形を配置
東関戸区山車 格天井彫刻「龍十八態」
佐原の大祭秋祭り
10月7日~9日

2022/10/10灰塚地車新調  舞台天井龍画制作

大阪府大東市 灰塚地車新調  舞台天井龍画制作

数年の延期を重ねて今年お披露目されました。
制作当初に地車新調への様々な想いをお聞きし
「天龍」を描かせて頂きました。
天から見守り続けること、
灰塚の地、人々の想いが受け継がれ
護り続けることを願うものです。
また豪勢な彫刻で飾られるだんじりで墨画を採用して頂くのは今までにないとのこと、心より御礼を申し上げます。

2022/09/30佐原 東関戸区様山車 「龍十八態」

東関戸区様山車 (千葉県香取市佐原)
格天井彫刻「龍十八態」
数年かけて制作致しました、
龍の透かし彫り18枚が完成披露されました。
「天」をテーマに
1枚ずつ星天、一年の四季が題となっております。
佐原の大祭秋祭り(諏訪神社祭礼)
10月7日~9日 曳き廻し予定です。

(素晴らしい記念誌を作って頂きました…)

2022/09/22仏教紙しばい「お釈迦様最後のお食事」ライブ配信のお知らせ

明日9月23日(金)に関侊雲仏所 所員 青木 斉による紙芝居のLIVE配信を行います。
群馬県前橋市 太子山天明寺様で行われる秋彼岸会合同法要において青木斉の仏教紙芝居がおこなわれます。
今回の内容はお釈迦様の最後のお食事についてです。
その様子が天明寺様のYouTubeチャンネルにてLIVE配信されますので、お時間ございましたらどうぞご覧ください。
時間は14時半からの予定です。
 

2022/09/12

【沖天】
天たかく

画仙紙に墨
波龍ですが、
今回は日本的なデザインの波ではなく
リアルに近い水しぶきを墨で描かせて頂きました。

2022/08/24富士と樹海

お盆休みは富士山周り、
河口湖、青木ヶ原樹海にある洞窟など巡りました。

あいにくの天気で富士山はあまり観られませんでしたが
守られるように常に雲に覆われる富士の姿は
ラピュタのようで神々しかったです…。

↑河口湖から

樹海

鳴沢氷穴

コウモリ穴
引きこもっての制作が続いていたので
久々に自然を体感して
よい吸収の時間となりました。

2022/08/01獅吼(新田町屋台欄間)

 

獅吼
(ながの祇園祭 新田町屋台欄間)

獅子は吼え邪を払う

2022/07/24虎嘯(新田町屋台欄間)

虎嘯けば風生ず
(ながの祇園祭  新田町屋台欄間)

制作話。
虎は初めて制作致しましたが
図面に大変時間を費やしました。
昔ながらの日本画風の虎よりは
本物に近づけたい、、
しかし実際の虎に近づけると欄間彫刻としては弱く、
対になる獅子に対峙するには
迫力が負けますので
最終的にこのような形となりました。

2022/07/09龍画 (中啓原画)

富山県射水市  正覚寺様にご依頼頂きまして
中啓の原画を描かせて頂きました。
中啓とは
扇の一種で、浄土真宗の法要儀式にて僧侶が用いる法具です。
仏教に限らず、歌舞伎や能でも使用されます。

実際の中啓には印刷したものを使用し、
原画は額装して下さったとの事。
重要な法要・儀式に用いる法具の画に
自分の龍画を選んで頂けるとは
大変光栄に存じます。

2022/07/09「祥雲龍翔 松老雲閑」板画衝立

「祥雲龍翔 松老雲閑」板画衝立

(板サイズ:約190×120cm)
松に縁のあるお寺様へ、
今年の元旦に間に合うよう描かせて頂きました。

「祥雲龍翔 松老雲閑」はご住職が考えられ、
板裏面に謹書いたしました。
画のみの制作で、
衝立になったところは画像でしか観ていませんので、いつか機会があれば観たいですね。
これほど大きな衝立、他にあるのでしょうか…

2022/06/29ながの祇園祭 屋台欄間4面ご紹介

6月11、12日に開催されました
長野市
ながの祇園祭にて
新田町屋台欄間 御披露目式に
参加させて頂きました。
当日は善光寺御開帳の時期もあり多くの人々が。
新田町は
本年は巡行せず、置き屋台として展示されました。

約4年かけて制作致しました、
屋台欄間4枚が初披露されました。

↑・正面:菊に双龍「双龍暁天」
双龍が取り合う如意宝珠は願いを叶える珠でもありますが、太陽の意味合いもこめ
阿吽の双龍と共にあかつきへ、夜明けへ向かい、天を昇っていく様を表しました。
    ・奥正面:桐に鳳凰「鳳鳴朝陽」
鳳凰が鳴き朝が始まる。
世の中が平和なことを示すめでたいしるしのことを表す熟語でもあります。

↑向かって右面:波雲に麒麟「麟振青天」
麒麟が勇み立ち、
雷雨は晴れ 荒浪は鎮まり、天は晴れ渡る。
麒麟は泰平の世に現れるとされます。

↑向かって左面:牡丹に獅子、竹に虎「獅吼虎嘯」
獅子は吼え、虎は嘯いて邪を祓う。
また虎嘯けば谷風至る、とは、
英雄が出現して天下に風雲の起こることをいいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
この度の屋台欄間の仕事は
彫刻のご依頼作品で一番大きなサイズの作品でありました。
施主様には
自分のような若輩にご依頼下さったことに
感謝の念が耐えません。
技術面においても
これだけ厚みもあり大きいサイズの欄間彫刻の制作は
図面、粗彫り、仕上げ、
全ての過程で多くの学びを得ることが出来ました。
遠目から観た際の迫力や分かりやすさ、
近くから観て頂いたときの繊細さ、
どちらか一方だけでは物足りなく
両立させるためには…
今後の小さい作品制作にも活きる発見がありました。
試行錯誤は続いていきますが
この度の制作にて
何段階も成長させて頂いた実感があります。
これからもより美しい作品を目指し精進して参ります。

新田町 施主様ご夫婦と。
深く御礼申し上げます。
最後にアドバイス、御指導頂きました
工房の師匠、先生方、協力頂いた方々に
深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。

御披露目式でもお話させて頂きましたが
昨今の世情の中で
御祭りが開催されるということは
ひとつ、平和の証であることを自分自身実感致します。
ながの祇園祭の始まりも
各町を練り歩き、夏の疫病を払うことから
始まったとされるそうです。
来年以降も無事に開催されますよう。
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