BLOG菊池侊藍 公式ブログ 龍を極める
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仙台へ
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先日、師匠の関 侊雲 先生が制作された仏像の納品に同行させていただきました。
場所は東日本大震災で甚大な被害を受けた閖上地区近くにあるお寺です。
納品された釈迦如来像(本体1尺5寸)
納品された場所はご住職様が震災後に新たに建設された「みんなの寺子屋」という建物です。
実際に被害に受けた場所に連れて行っていただき、
現状をみて参りました。
閖上地区はほとんどはがれきなどは撤去され、新しい道路や家が整備されている場所もありましたが、
お墓、海水の浸みた田畑は手付かずの状態で
「復興にはまだほど遠い」とニュースなどで聞いてはいたものの
まだまだ爪痕が残っていることを目の当たりにしました。
今回、大きな仕事に関わらせていただき、
ご住職様の想いをお聞きし、
自分がさせて頂いている仕事の
仏師・仏画師という職業、芸術家という職業の意義を改めて考えさせていただく、
大きな機会を頂きました。
関先生がいつもおっしゃられている、
ひとつも手の抜けない命を懸ける仕事、
お医者様に救えない思いをお救いするしごと
だということを改めて考える日でした。
コメント
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自分は6歳の頃、落書き帳と色鉛筆をで初めて仏画を描き、現在は24歳(今月で25歳になります)になります。現在は芸術学校に通いデッサンや様々な専門分野の勉強をしております!独学なうえ二足のわらじになってしまいますが、自分も将来は仏画師にもなりたいと思っております!!
良太様 コメント頂き、ありがとうございます!仏画が本当にお好きなのですね。仏画、仏教に限らず色んなものを見て、触れて、体験することが大事だなと思います。私も勉強中ですがどうぞ頑張ってください。