彫刻 倶利伽羅龍 粗彫り
こんにちは。
ブログの更新をすっかり怠っており、
いつも見ていただいている方には
本当に申し訳ありません。
いつの間にか年末になっておりました…。
東京は最近、晴れの日が続いております。

富山は快晴でも
霞がかった青灰色ですので
久しぶりの青々とした空につい見入ってしまいます。
きれいだなぁ…
休みの日はなるべく外に出るようにしていますが、
生き物として太陽の日を浴びることは
大事なことだなぁと
つくづく思います。
光合成をするように
太陽のエネルギーを吸収するのです…
さて
夜なべで制作している彫刻
「倶利伽羅龍王」は
形はほぼ出来まして、
細かい部分を造っております。


↑ちょっと前の粗彫りの状態
中の形を整えるのに時間がかかります。
粘土原型の時点で
彫るときのことを全く考えずに造りましたので、
余計苦戦していますが
どう彫ろうか、
道具から新しいものを作った方が良いか、
と色々考えて
やりがいがあります。
また制作模様を掲載させて頂きますね^ ^
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ところで
こちらにきてから
逢いたい方にお会い出来て
行きたいところに行けて
本当に本当に嬉しい限りです
が、
それを上回り
この半年はちょっと、疲れました。
がしかし
そんなことを言っている場合でもなく
世の中は流れ、
誰も待ってはくれないのですー。
…せめてお正月だけ「骨休め」をして
また立って歩かないとですね。
また
自分の内面も置かれている状況も
他人様には全く関係のないことですので…
もちょっとカンペキに立ち振舞わないとです。
あまり考えすぎず
かといって思考を停止せず
自分の目的を忘れず…
来年も歩きます!
彫刻 倶利伽羅龍 〈粗取り〉
夜なべで制作中の作品、
倶利伽羅龍の粘土原型が完成し
粗取りに入りました。
材はクスノキです。

図面を写し、
大きく取れる部分を
鋸で落とします。

井波では機械でパパッと落としていたので
今更ながら機械の有り難みに気付きました…
(ですが鋸の方が断然おが屑が出ず材料がムダにならない、ことにも気付く)
↑大まかに粗取りを終えました。
さすがに汗びっしょりです…
粘土原型をみながら
粗彫りに入ります。

四角く取っていくのではなく
斜めに取っていく、
とご指導頂きます。

少しずつ龍の形になって参りました。
また次回。
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先日、
TBSさんの番組に出演させて頂くという
大変貴重な機会を頂きました。
テレビの収録の現場を体験し、
他の職人さんとお話しし、
良い刺激を頂きました。
個人的には
自分の伝えたいことをもっと的確に伝えられるようにならなければ…
と思いました…。
自分にこのような機会を頂いた関先生に心より感謝申し上げます。
↓ご一緒した皆さんと。

伊勢根付師の 梶浦明日香さん
西陣織職人の 佐々木英人さん
(りんどう屋さん)
同じく西陣織職人の 冨山華菜さん
落語家の 三遊亭じゅうべえさん
皆さん気さくで素敵な方々でした^^
…ちなみに色々な方に聞かれましたが
x japanは本当に好きなんですー
こんにちは。
先月まで富山におりましたが
東京に来てはや1ヶ月です。
が、今までになく色々な経験をさせて頂き、
若干 頭と体が付いていけてないところもありますが
日々、勉強です。
今まで1,2か月東京で仕事させていただいたことはありましたが、
今回は半年以上になります。
自分の仕事も頑張りつつ、
ここでしか見れないもの、
行けないところ、
会えない人に会いに行こうと思います。
上に向かって頑張ろう。

俱利伽羅龍王 粘土原型
今月からしばらく東京にて仕事をさせて頂いております。
夜なべですが、
何度か仏画として描かせていただいた
「倶利伽羅龍王」を彫刻で作りたいと思い、
只今、粘土制作中です…。

絵やレリーフと違い、360度形を造っていきますので、
どの方向から見ても格好よいものを造る難しさを実感しております。
ご縁がありまして、京都 善峯寺に行ってまいりました。

お世話になっている大聖護国寺のご住職様がお誘いくださり、
師匠の関先生とお伺いいたしました。
善峯寺は昔の長岡京を通り山奥の山奥にあります。
境内がとても広く、すべて回るのに40分ほどかかりますが、
素晴らしい絶景で
上からは京都の町を一望することができます。

この善峯寺は
3代将軍 徳川家光の側室であり、5代将軍綱吉の生母である、
桂昌院ゆかりのお寺なのです。

といいますのも、
善峯寺は応仁の乱で一度大半の伽藍が消失してしまったのですが、
江戸に入り、桂昌院が改建し、多くの建物を寄進されたからだそうです。


建物のほかに多くの桂昌院ゆかりの品々が展示されており、
実際に生きていらっしゃたんだなぁ・・・と肌で実感致しました・・・

↑日本一の「遊龍松」
解りにくいですが幹が地面に横たわり、
龍のように長く生えております。
「龍」繋がりで一緒に写真を撮っていただきました・・・!

そして大聖護国寺 ご住職様と写真を撮らせていただきました。
本当に良い経験をさせて頂きました。
西山 西国第二十番札所ということで参詣している方々がいらっしゃいましたが、
京都市内ほど人が多くないので
素晴らしい自然をゆっくり楽しめて、とてもすてきな場所です・・・!
春夏秋冬いつでも絶景だと思います・・・
ぜひおすすめです(^^)